準備もせずにいきなり引き受けたので、いったい月に経費がいくらかかるのか分からずに、気付いてみれば生活するのが精一杯。治療技術を上げるためにテクニックセミナーなどに参加するので、すぐにお金がなくなってしまいました。
「患者さんに一生懸命治療するも、当時は若かったせいもあり、なかなか患者さんが増やせず、夜中にアルバイトをすることにしました。
少しでも医療系の仕事がいいなぁと思い、保土ヶ谷にある血液センターで夜の10時から午前の3時までアルバイトをすることになりました。なんでも楽しくやってしまうのは私の性格で、そのアルバイトもソコソコ楽しい。でも睡眠時間は1日4時間でした...。
やはり睡眠不足はかなりきつかったぁ~。
10ヶ月ぐらいすると、いつのまにかに自律神経失調症になってしまい、心臓がいきなりバクバク打ち始めたり、呼吸が苦しくなったりしました。
体には自信があったので、かなり不安な思いを持ったことを覚えています。このときはさすがにお薬のお世話にまでなりました。笑
コレがきっかけで、自律神経失調症を勉強し始めたのです。
自律神経失調症になってしまったので、夜中の血液センターでのアルバイトを辞めることにしました。ちょうど患者さんも増えてきていたので、生活もできるようになり、アルバイトも必要なくなったのです。
血液センターでアルバイトしたころに、ついでに血液の勉強をしました。その興味が当院の血液サラサラチェック機の導入のきっかけとなったのです。ところで、あなたはもう自分の血液をサラサラかドロドロか、チェックしてみました?
話は元に戻りますが。自分が自律神経失調症になってみて分かったのですが、自律神経失調症は病院ではまともに相手にしてくれません。死ぬような病気でもないし、検査では異常がないといわれることが多いからです。
自律神経失調症の本などを読んでも「無理をしない・生活のリズムを作る・ストレスを感じないようにする」というような、当たり前のことが書かれているだけでした。
そのため、自律神経失調症を解明するために、色々な医学書や文献を読みあさり、自律神経失調症のことが理解できるようになりました。
そのときの勉強が、今の自分に繋がっているのだと思っています。