更新日:2024.10.24
執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人
前回、ビタミンB群のことをお話ししましたが、今回はその続きといってもいいでしょう。
うつや自律神経失調症に関わる「グルタミン酸」「ギャバ(GABA)」「ビタミンB6」、そしてマグネシウムについてお話しします。
これらの要素は脳の健康にとって非常に重要な役割を担っています。
簡単に言えば、グルタミン酸は脳を「緊張」させ、ギャバは「リラックス」させます。
脳内では、グルタミン酸がギャバに変換されることで、緊張からリラックスに移行できます。
しかし、ギャバにうまく変換されないと、緊張が抑えられず不安やストレス、さらには不眠症やパニック障害、うつ症状が悪化することもあります。
実はビタミンB6が不足すると、グルタミン酸がギャバに変換できません。
すると、脳内の緊張状態が続き、様々な症状につながります。
このビタミンB6は、脳内の神経伝達物質のバランスを整えるために重要です。
ビタミンB6が豊富な食品には、以下のものがあります。
さらに、マグネシウムもギャバの働きを助け、神経の興奮を抑える役割があります。
マグネシウムが不足すると、ストレスが増加しやすく、脳が過剰に反応することがあるため、ビタミンB6とともに重要です。
マグネシウムが豊富に含まれる食品は以下の通りです。
日常の食事でビタミンB6とマグネシウムを意識して摂取することが、脳内のグルタミン酸とギャバのバランスをとることとなり、緊張からリラックスにスムースに移行できます。
ビタミンB6とマグネシウムはお互いに相乗効果があるため、両方をバランスよく摂取することが、心と体の健康維持に効果的です。
必要であればサプリメントの活用も考えてください。