断捨離(もの・人)で交感神経のトレーニング

更新日:2021.07.23

執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人

今回は「断捨離」と「交感神経」についてお話しします。


断捨離して元気になろう!

ご存知の通り、断捨離はものへの思いを断ち、捨てることをいいます。
これには、「もの」だけではなく「人」も含まれます。

つまり、ものを捨てたり、人間関係を断ち切ったりすることを指しますが、実はこれが交感神経のトレーニングになることはあまり知られていません。

交感神経の働きは、やる気を出して脳や体を動きやすいようにすることです。
モノゴトも楽しく感じるようになります。

逆に交感神経が活性化しない方は、やる気が出ずに、脳も体もだるくて動かせません。
そんな方にお勧めするのが断捨離です。

交感神経の特性

交感神経は脳や体を活性化させるとともに決断力も向上させます。
なぜなら、自然界では「戦う」か「逃げるか」という『選択』が常に迫られているからです。

例えば...鳩に餌をやると鳩は餌に寄っていきますが、その鳩を捕まえようとすると逃げていきます。
鳩は餌欲しさに果敢に人間に寄っていきます。
これは戦いに等しい行為です。
この戦いで食べ物を得られるのですが、あまり近づくと、ひょっとしたら捕まってしまうかもしれません。


ライオンが近づけば
シマウマは逃げます。

そのため、これ以上近づいたら危ないというところで鳩は逃げます。
つまり、戦うか逃げるかを常に選択しているのです。

もうお判りでしょう。
この「選択する」「決断する」という行為は交感神経を活性化させないとできないのです。

つまり、なかなか物が捨てられない人や、縁を切りたい人となかなか縁が切れない人は、交感神経の能力が低下しているか、未発達である可能性が高いのです。

そのため、断捨離をして交感神経をトレーニングする必要があります。
断捨離を進めていくと、脳や体が活性化して、今までとはちょっと違った人生になるかもしれません。

断捨離は決断

ものだけでなく、人を断捨離された方がいい方もいらっしゃいます。
「人を断捨離」というと何か悪いことのように思えますが、そんなことはありません。
自分自身を守るために必要な行為です。

あなたを傷つける人からあなたは逃げてもいいのです。
なかには罪悪感を持つ方もいらっしゃいますが、その罪悪感は不要です。
そして、あなたが「断捨離が必要」と思う人ほど、あの手この手を使ってあなたに断捨離させないようにしてきます。
人の場合、ものと違って強い決断が必要となることが多いです。
この「決断力」が交感神経の力です。


疲れる人っていますよね。

断捨離ができない方は、色々なことをあいまいにしてしまいがちです。
あいまいにすることでストレスを緩和させる場合もありますが、逆にストレスが強くなってしまうこともあります。
そのため、人間関係にも断捨離が必要となるときがあるのですね。


いかがでしたか?
最後はちょっと禍々しい話になりましたね。
断捨離は、このように簡単にできない場合もありますが、やり続けることで交感神経が活性化し、 人生が楽しいものになっていきます。

まずはものの断捨離から始めてはいかがでしょうか?


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