更新日:2018.08.31
執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人
うつ・自律神経失調症の症状に「めまい」がありますが、このページでは特に病院で「異常がない」と言われる症状についてお伝えします。
(注意:めまいは脳の病気で起こることも多いので、必ず病院で検査を受けて下さい。)
分かりやすくするために、ここではざっくりと、下記の3種類に分類します。
大別すると3種類のめまい
では、これらを説明していきます。
回転性のめまい
有名なのがメニエールです。
メニエールは、平衡感覚をコントロールする内耳の部分にリンパ液が過剰に集まることにより、めまいが起こります。
原因の一つに、自律神経の交感神経が過剰に働くというのがあります。
交感神経が過剰に働くと、免疫機能が過剰になり「炎症」を起こしやすくなります。 炎症部分にはリンパ液が集まりやすくなりますので、内耳に炎症が起こると内耳にリンパ液が溜まり、めまいが起こるのです。
動揺性のめまい
景色がグルグル回るというよりも、フワフワと揺れるようなめまいを感じます。
全てではありませんが、小脳の働きが低下するとフワフワするめまいを感じます。
もし小脳に何か病的な異常がなければ、小脳に十分に酸素が届いていないことが原因です。
脳が虚血状態になっているめまい
小脳だけではなく脳全体の虚血状態になることで起こります。
起立性調節障害や低血圧により、フラフラするようなめまいが起こります。
あるいは手足に力が入りにくくなり、フラフラすることもあります。
いずれ多くの原因は、脳に酸素が十分に届かないことで起こります。
つまり、これは血液が十分に流れていないということです。
もっと詳しく言うと、交感神経が過剰に働き血管が細くなることで起こっているのです。
つまり、3種類のいずれも交感神経が過剰に働くことが原因になるのです。
交感神経を鎮める対策を
健療院グループの施術も、ほとんどの手技は交感神経を鎮めて副交感神経を高めるようなことを行っております。
現代のストレス社会では、「いかに交感神経を鎮めるか」が健康の秘訣の一つになるのですね。
交感神経を鎮めるには、日々意識して大きな呼吸を続けることも重要です。 どうぞあなたもやってみて下さい。