更新日:2022.08.18
執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人
暑い日が続きますね。
こんな暑さもストレスとなって自律神経を乱してしまうのですが、本日は、ストレスに強くなる方法をお伝えします。
ストレスに強くなるには...?
結論からお話しますと、ストレスに強くなるには、交感神経の力を高める必要があります。
「暑さ」というストレスに強くなるのも、「人間関係」というストレスに強くなるのも、交感神経の力が強いことが重要です。
最近、立ちくらみや起立性調節障害の患者さんが多いですが、これもストレスに弱いことで起きます。
基本的なことですが、ストレスに強くなるには、「ストレスとは何か」を理解しておく必要があります。
私どもでは、分かりやすくするために、ストレスを以下の4つに分類しています。
ストレスも色々
前にもご紹介いたしましたので、箇条書きで簡単にお伝えしますね。
他にもウイルスや菌などの生物的ストレスもありますが、うつや自律神経失調症にあまり関連がないので除外します。
ストレスがなければ快適に過ごせると思うでしょうが、実はストレスはある程度必要になります。
なぜなら、ストレスがあることで交感神経が活性化するからです。
ストレスに抵抗するには交感神経をはたらかせる必要があります。
一般的に「ストレスに弱い」というのは、この交感神経のはたらきが弱いのです。
そのため、交感神経のはたらきを弱める原因を取り除いてあげると、ストレスに強くなるのです。
ではそれぞれをご説明いたします。
怒ることで交感神経UP
怒りや喜びという気持ちは、交感神経を活性化させます。
そのため怒ったり喜んだりすることを抑え込むと、交感神経がはたらかなくなってしまいます。
「怒ってはダメ」
という価値観をお持ちの方は多いでしょうが、これは時と場合によります。
怒らないといけない時にはきちんと怒らないと、交感神経がはたらかないばかりか、相手が「同じことをしてもいい」と思ってしまいます。
また、喜びも遠慮しないで表現したほうが、交感神経は活性化します。
スポーツ観戦やライブなどでは、喜びを表現しやすいですから、そういったものを利用するのもいいでしょう。
筋肉を使ったり大きな声を出したりすれば、交感神経は活性化します。
特に強い運動(息がゼーゼーハーハーするぐらい)は、効果があります。
交感神経は「決断する力」を育てます。
優柔不断になるのは、交感神経の力が弱くなっているからです。
そのため、物事をあいまいにしていたものを色々な意味で「決断」していくことも、交感神経を活性化させます。
いかがでしたでしょうか。
このように交感神経を活性化させていくと段々とストレスに強くなっていきますので、生活に少しゆとりが出てきます。
続けることで効果が出ますので、どうぞお試しください。