更新日:2022.10.20
執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人
今回はちょっと突飛な題名になりました。
結論から申し上げますと、自分に厳しくなりすぎない、ということです。
自分で自分をいじめない!
誰の心の中にも「批判的な自分」というものがおります。
これが大きくなりすぎると、自分で自分をストレスフルにしてしまいます。
批判的な自分はこれらが好きです。
そしてこれらは、ある程度までは効果があるのですが、行きすぎると自分自身を追い詰める原因になり、心身の不調の原因になります。
完全でない自分
灰色の自分
効率が悪い自分
目標に達成できない自分
あなたはこのような自分を許し、認めることできるでしょうか。
許せない、認められないと思う方は、自分の中の「自然な自分」を虐待しているようなものです。
自然な自分は天真爛漫
「自然な自分」とは...
こんな、子供のような自分です。
そしてこれらは「本能的な自分」でもあります。
野生の動物は本能的に...
休めば動きたくなり動きます。
目標がなくても欲求で動きます。
苦手なことではなく得意なことで生きていきます。
これらは生き残るための本能であり、本能とは、自律神経のはたらきなのです。
ですから、本能的に生きている人は、自律神経がとても元気です。
交感神経が元気で脳も体もいっぱい動きます。
副交感神経も元気なので食欲があり、グッスリ眠れます。
人間は動物よりも崇高な存在になろうとしてか、本能的なことを抑え込もうとします。
しかしそれは、自律神経の力を抑え込むのと一緒。
自律神経の力が少なくなれば、症状が酷くなっていくのです。
最初の話に戻りますね。
こんな自分を受け入れられない方。
自分の仕事や行動を「優秀な誰か」と比べたり...
自分が苦手なことに対して「普通」というレベルじゃないことに嘆いたり...
他人から認められないことを悲観したり...
このようなことは、自分で自分を虐待しているようなもの。
他人に対してやっていたらいじめです。
重要なことは、それらをどうにかしようと努力している自分をあなた自身がねぎらうことです。
時間があれば、それらを紙に書き出してみて下さい。
そして、がんばった自分、
耐えてきた自分、
思いや言葉を飲みこんできた自分をどうぞねぎらってあげて下さい。
すると、「自然な自分」「本能的な自分」が活性化します。
なぜなら、「自然な自分」や「本能的な自分」は子供です。
子供は、褒められたりねぎらわれたりすればうれしいのです。
元気になって、自然とがんばろうとするのです。
「がんばれない自分」を褒めたりねぎらったりすればがんばれるようになるって面白いですよね。
でも本当ですので、どうぞご自分の中の子供をいじめないで褒めてねぎらってあげて下さい。
そうすれば、自律神経も元気になり症状も改善していきます。