更新日:2023.12.28
執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人
年末が迫っておりますが、今年最後のブログのテーマは
『「自分でないもの」になろうとしない』
です。
「自分でないもの」になろうとするというのは…
このようなものですね。
人により、いろいろな事情があると思いますが、自分でないものになろうとすれば、必要以上にエネルギーを消耗することになります。
すると、脳や体を動かすエネルギーや心や体を治すエネルギーが少なくなり、結果として生きにくくなってしまいます。
「自分らしく」とか「ありのままに」などとよく聞かれますが、これらは簡単にできることではなく、かなり意識をする必要があります。
なぜなら、我々は「自分でないもの」になろうとすることを教育されてきたからです。
このように…
怒りや悲しみ感じても、そうではないものになること、
騒ぎたくても、そうではないものになること、
お腹がすいても、お腹がすいていない人になること、
これらの我慢を強いられてきました。
これらは「ありのままの自分である」ことではなく、「自分でないものになること」、「人に受け入れられること」の訓練になります。
実際、これらができなければ社会で生きていくには不都合です。
そのため、やたらに「ありのまま」になるということではなく、自分でないものになることもできるし、
「ありのまま」になることもできる。
今この状況では、どちらにするか選択できるというのがよいでしょう。
多くの方は、「自分でないものになる」という能力を身につけるとそればかり使い続けます。
するとそれは体や心に負担をかけ、長期間続くと病気になってしまうのです。
来年は「自分でないもの」になろうとしないで、「ありのまま」の自分でいる時間を増やしてみてはいかがでしょうか。
では、みなさま、よいお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします。