更新日:2025.04.24
執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人
私たちは日々、体調を整えるために食事や睡眠に気を配りますが、実は"笑い"も、れっきとした体調管理のひとつです。
特に注目されているのが「笑いと腸」の関係。
近年の研究では、よく笑う人は腸内環境が整いやすく、便秘や下痢といった不調も起こりにくいことが分かってきました。
なぜ笑いが腸に効くのか?
ポイントは、自律神経と横隔膜の働きです。
笑うと横隔膜が上下に大きく動きます。
これは、いわば「内臓のマッサージ」。
この動きが腸を刺激して、ぜん動運動(腸が内容物を送る動き)を促進してくれるんです。
さらに、笑うことで副交感神経が優位になり、腸だけでなく脳もリラックスした状態になります。
すると、脳や腸内の血流が増え、脳の働きが向上し、消化や吸収の機能がスムーズになります。
つまり、笑うことはただの気分転換ではなく、自律神経と腸内環境の両方を整える"体に効く行為"なんですね。
もし最近、「体調が悪い」「お腹の調子がイマイチだ」と感じていたら、まずは1日に1回、笑顔になる時間を意識して作ってみてください。
テレビでも、本でも、ペットでも、なんでも構いません。
「お腹が笑う時間」を、ぜひ習慣にしてみてください。
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