更新日:2024.04.25
執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人
「なんかだるいな」
「だるくて何もできない」
誰しもこんなことがあると思いますが、今回は「だるさ」についてお伝えいたします。
気候の変動でだるくなるのは…
まずは時期的に「春のだるさ」からお伝えいたします。
「春眠暁を覚えず」と言われるように、春は朝寝坊したくなりますし、一日中「なんかだるいな~」 と思うことがあると思います。
まず、だるさとは何かと申しますと、エネルギーの消費に対してエネルギーの生産が間に合わなくなってきているということです。
春は冬用の体から夏用の体に変化させるため、冬に比べて代謝が上がってきます。
これ自体はいいことですが、代謝が上がるということは、エネルギーの消費が増えることを意味します。
そのため、エネルギーが足りなくなり、だるさが出てきます。
また、運動後やお風呂の後にだるさが出る人もいると思います。
運動やお風呂は体の代謝を上げますのでエネルギーを使います。
そのため、エネルギーの少ない人はこれだけでだるくなります。
当院の施術を受けた後にだるくなる方もまれにおられますが、これは、症状を治すのにエネルギーを使っているため、動くことにエネルギーが行きにくくなり、だるさを感じるのです。
治るためとはいえ、だるくなるのは不快です。
そのため、我々はそうならないように患者さんのエネルギーレベルを考えて施術の深さや量を変えています。
しかし、人間は機械のようにエネルギーをきっちりと計りきれないため、施術に対してエネルギーが足りない場合、後からだるくなってしまうことがあります。
なんだか言い訳のようになってしまいましたが、これは100%防ぐことは不可能ですので、ご了承いただきたいと思います。
できれば施術後はゆっくり過ごされることをお勧めいたします。
さて、話を元に戻しますが、つまり、だるさというのは気候の変化・体を動かす・仕事する・熱いお湯につかる・整体を受けるなど、何らかの刺激に反応するためのエネルギーが足りなくなることで起こります。
すごくだるい時はお風呂も控えましょう
そのため、だるさを感じた時にはエネルギーを節約するためにゆっくりと休むことが大切です。
その際、エネルギーの元となる酸素をたくさん体に取り入れる必要があるため、深呼吸を何回かするようにしてください。
我々の施術でも一番の優先事項は呼吸を深くできるような施術です。
これがなければ、どんないい施術をしても症状が改善することはありません。
それぐらい呼吸はエネルギーに直結するのです。
深呼吸は基本的にとにかく大きく吸って大きく吐けば大丈夫です。
余裕がある方は、寝る前に行う呼吸法の動画も参考にしてください。