文明の発達と副交感神経の関係

更新日:2017.07.27

執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人

現在、BAB出版さんと出版のための最終調整に入っていますが、最初に私が書いた原稿は、ボリュームが多すぎて削除した内容がたくさんあります。
そのうちの一つに、「文明の発達と副交感神経の関係」という原稿があります。
ちょっと面白いので本日はそのことを書こうかと思います。

文明の発達は何によって決まるのか? 実は、社会性のある群れが大きければ大きいほど文明が発達するという説があります。


群れで泳ぐ魚もいるが…

動物や昆虫が仲間同士で集まっている「群れ」には、社会性がある群れとない群れがあります。

例えばイワシの群れは何匹いるのか分からないぐらいいっぱいいますが、社会性はありません。
イワシ一匹ずつに役割があるわけでもなく、おそらく群れに入ったり離れたりすることが自由でしょう。

ところが、霊長類の群れは社会性があり固体同士の結びつきが強く、簡単に他から群れに入ったり、離れたりすることは難しいと言われています。

この社会性のある群れの大きさが大きければ大きいほど、その種は大脳新皮質が発達しているのです。

大脳新皮質の発達は文明の発達につながります。
そのため、社会性のある群れをどれだけ大きく出来るかでその群れの文明の高さが決まってくるのです。
霊長類でいえば、ヒヒやチンパンジーは群れが大きいそうです。
何となくうなずけますね。


群れを維持するには…

群れが大きいということは、それだけ役割や関係性などで複雑なことが起きます。
そのため「良好な関係を築いていく力」がなければすぐにケンカになり群れは分裂してしまいます。
つまり、「良好な関係を築いていく力」がなければ文明の発達はなかなか進まないのです。
そして、この「良好な関係を築いていく力」は副交感神経が良く働かないと身に付かないのです。

つまり、スマホや電気自動車みたいな高度な文明は、副交感神経が働いて群れを大きくしていくことで発達していくのですね。

副交感神経は自分を癒したりリラックスさせたりする神経なのですが、人と両良好な関係を築く神経でもあるのです。

ストレスが多いと、イライラしたり八つ当たりしたりすることがありますが、これはストレスにより副交感神経が働かないからなのです。
でも、同じストレスを受けてもイライラする人と良好な関係を築ける人がいます。 この両者の何が違うのでしょか?

その答えは、もうすぐ私が出版する本に書いてありますのでご覧いただきたいと思います。


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