治らない肩こりや腰痛

治らない肩こりや腰痛は、軽度の自律神経失調症やうつかもしれません。

あなたは「肩こりがなかなか治らない」、または「腰痛がなかなか治らない」なんてことはありませんか？

実は、なかなか治らない肩こりや腰痛は、自律神経失が関係しているのです。
まずは、痛みの原因からお話します。
その方が、きっと分かりやすいと思います。

痛みにも２種類あります。

1. 手を切ったり、足の小指をぶつけたりする痛み
2. なんか痛いな～、重だるいな～、イタダルイという痛み

1.は急性の痛みです。2.は慢性の痛みです。

慢性の痛みのメカニズム

酸素の欠乏と血液の流れの関係

慢性の痛みは、どのようなメカニズムで痛むのでしょうか？
なぜ重～く痛むのでしょうか？
なぜ、ゲンコツでその場所を叩いたりしてしまうのでしょうか？

それは簡単に言うと「酸素が足りない」ための痛みだからなのです。
筋肉や神経は、酸素が足りない状態ですと痛みを感じたりシビレを感じたりします。

ではなぜ、筋肉に酸素は足りなくなるのでしょうか？
それは血液の流れが悪く、痛みを感じる場所への酸素を運べていないからなのです。

副交感神経と血液の流れの関係

副交感神経は血管を拡張する働きがあるのですが、交感神経が過剰に働くことで副交感神経が働けなくあると、血管が細くなり血液の流れが悪くなります。
これが数日続くことで筋肉や神経が酸素不足になり痛むのです。

これを無酸素性疼痛といいます。

交感神経が過剰に働くことで筋肉が緊張し縮む。すると...

また、交感神経が過剰に働くと筋肉が緊張し縮みます。
すると、筋肉が血管を圧迫して、物理的に血液の流れが悪くなります。

治らない肩こりや腰痛の原因

ストレスと血流の悪さの悪循環

肩こりや腰痛などは、既に血液の流れが悪くなり気味になっています。
そこに自律神経の働きの乱れにより、交感神経が過剰に働き、副交感神経が過剰に働かなくなります。
すると、筋肉は緊張し縮んでしまい、血管を締め付けます。

更に、血管そのもの自体が細くなり、筋肉に酸素が非常に届きにくくなります。
こうなると、痛みも強くなり治りも遅くなります。

更に、その痛みは脳にストレスを与えます。
脳はストレスを感じると、自律神経の交感神経を過剰に働かせ、副交感神経の働きを抑えてしまいます。
すると、筋肉や神経に酸素が行かなくなり痛みが出てきます。
すると...

なかなか治らない肩こりや腰痛は、これが繰り返し起こる悪循環になっているのです。

治らない肩こりや腰痛の施術の流れ