更新日:2014.08.12
執 筆:整体師 今井妙子
正しい水分補給のポイントを知りましょう。
冷房器具の節電を心がけると、必然的に増える事があります。
そう、「冷たいものを摂る」こと。
人間は、外気温が上昇すると体温を安定させるために、汗をかいたり、目では見えないところで水分を蒸発させたりします。
そして、体内そのものを冷やして熱を下げようともします。
体内に直結してすぐ冷やせるものは、「内臓」。だから、「冷たいものを摂る」のです。
また、体温を調整することで、水分が奪われていくので脱水を起こさないために、「水分を摂る」のです。
私達の体は脳からの指令で動いています。
それは、ただ体を動かすことだけでなく、感情を表現したり、内臓を働かせたり体のすべての反応が関わっています。
水はその伝達を担っている神経に影響します。
水が体内から不足すると、神経のスイッチを上手く入れられません。
神経が上手く働けなければ、どんなに強靭な体であっても、しなやかさ・連動性が失われ不自然な体の使い方になってしまったり、脱力感が強く気力がわかないなど、なにかいつもと違う違和感を覚えるでしょう。消化不良や情緒不安定も引き起こしやすくなります。
できれば常温からさ湯ぐらいの温度の水をちびちび飲みましょう。日常の生活活動レベルで、約200mL以上の水を一気に飲んでも水は吸収しません。返って胃を疲れさせてしまいます。
のどが渇くと感じる前から飲むことが必要です。そして肝心なことですが、飲み物でも水以外の飲み物で代用しないことです。体の求めているのは水なのです。
水は、暑いだけでなく、疲労が強い、ストレスが強い、栄養不足などで大量に代謝されていきますから、夏は特に気をつけたいですね。水分を上手に取り入れて、身体を壊さず夏を楽しく過ごして下さいね。
汗をかいた日は塩分の摂取も忘れずに・・・☆