~5月病~連休明けの体調不良に要注意!

更新日:2024.05.02

執 筆:整体師 鈴木頼子

新年度が始まり、新しい職場、学校など、周りの環境が大きく変化した方も徐々に慣れてくる5月。

しかし、この時期は「5月病」と言われるように、何だかよくわからない不調が出てくる季節でもあります。

5月病の原因

新しい環境というのは、一見、新鮮で楽しそうですが、人によってはかなり大きなストレスで心身に様々な症状として現れてくるのです。

たとえば、精神面では不安感、イライラ、情緒不安定、集中力の低下など。身体面では、なかなか抜けないだるさ、食欲不振、過食、胃腸などの内臓の不調、寝付けない、途中で何度も目が覚める、やけに早く目が覚める、などの睡眠障害などが現れます。

しかし、これは、新しい環境で頑張った証拠でもあります。

というのは、このような状態は自律神経の、頑張るモード(交感神経)が常に高ぶったままだった為に陥った症状です。
つまり、肩の力を抜いてほっとリラックスモード(副交感神経)が働いていなかったのです。

そして、さらに無理を続けていると、ブレーカーが落ちた様な状態になり、やる気の低下など無気力に陥る場合もありますから注意が必要です。

5月を元気に乗り切ろう!

新しい環境に身を置く方で、5月を元気に乗り切りたい方は、ご自分のもとものと性格や生活環境などを知っておき、対策をとっていきましょう。

性格的に、普段から人間関係を築くのが得意ではない方や、組織や学校などの変化に敏感な方は5月病になりやすいと言われています。
ちょっとした変化が気になるので、いつも気持ちが落ち着きません。

子供などでも、クラス変更により、今までと雰囲気が変わるとなじめなくなり学校に行きたくなくなる子もいますね。

このような場合は、自分と合わない人に出会ったら、自分の器を広げてくれる相手と思いましょう。
色々な性格の人を少しずつ受けいれられるようになります。

また、趣味や気分転換の時間を持つことを心がけましょう。
気持ちが落ち着く友達と食事やおしゃべりなどもよいです。

その他、人間関係以外にも肉体的に過労状態の場合も5月病を発症しやすくなります。

社会人の場合、仕事の量が多すぎたり、通勤時間が長くなったり。
学生の場合は勉強量が一気に増えたり、慣れない通学で体力を消耗させたりして、エネルギーダウンしてしまうケースもあります。

このような場合は、充分な睡眠の他、血行促進できるウォーキングやストレッチを行ったり、マッサージを受けたりなどがおススメです。

なんだか、お腹の調子が良くないな・・、疲れているのに眠れないな・・そんな小さなサインを見逃さないように、この時期はご自分の体をセルフチェックしましょう!


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