ウイルスに負けない体を作るには

更新日:2020.03.13

執 筆:整体師 角道征史

コロナウイルスが世間をにぎわせて大変なことになっていますね。
ニュースやワイドショー、ネットなどでも情報が溢れていて、一体何を信じればいいのか分からなくなっています。

ストレスと自律神経

3・11の東日本大震災のときも、これでもかというぐらい津波や被災地の映像が流れていました。
その映像を見過ぎたせいで自律神経が乱れ、具合が悪くなった人が多くいらっしゃいました。
自律神経は自分のことと他人のことの区別がつかないので、自分のストレスのように感じてしまい調子が悪くなっていたのですね。
無駄に自分を消耗させてしまうので、悪い情報は必要以上に入れ過ぎないことをおススメします。

現状から判断すると、世の中にコロナウイルスが蔓延しているのはほぼ間違いないでしょう。
こうしたなかで、最悪のことを考えても仕方がありません。
自分の力の及ばない、どうにもできないことを背負いこんでも、ストレスが増えるだけでまったくプラスにはなりません。
北朝鮮のミサイルや隕石が落ちてきたらなど、考えても仕方ありません。
もしあったとしても、しょうがないことなんだと諦めること。開き直ることが大切です。

ウイルスへの対策

ただしそうは言っても、自暴自棄になりなさいということではありません。
自分にできることは当然あります。

巷で言われるように、

  • マスクの着用
  • うがい
  • 手洗い
  • アルコール消毒の徹底
  • 人ごみに極力行かないようにする
  • しっかり加湿する

などの外的対策は有効です。

そしてさらに大切なのが内的対策です。
ウイルスにさらされるのはほぼ間違いないので、いかにそれを食い止めるかという話です。

当初、お年寄りや、持病のある人だけが命の危険があると言われていたのは、体力が落ちて免疫力が低下しているために、ウイルスに負けて重症化してしまうからということでした。
つまり大切なのは、いかに体力を上げるか、いかに免疫力を強化するか、いかにウイルスを克服するかということです。

免疫力を上げるには

これは自律神経系の症状にも当てはまることなので、重々承知していることかもしれませんが、まずは余計なストレスを減らすことです。
ストレスがかかることによってエネルギーを消費してしまうので、その分抵抗力が落ちてしまうのです。

そうならないようにするためにも、

  • 気分が盛り下がるような情報や言葉を耳に入らないようにする
  • 自分にはどうにもならないことは考えないようにする
  • 自分がストレスに感じる状況をなるべく避ける
  • カフェイン、甘いもの、タバコ、飲みすぎ、食べ過ぎを控えるようにする
  • ビタミンCを多めに摂取する
  • 規則正しい生活をする

などが大切です。

あとは健康のための3要素と言われていますね。
まんべんなく栄養を摂って、しっかり睡眠をとってあげる。さらに適度に体を動かす。
それによって体力の底上げが出来れば、免疫系や自律神経系はしっかりと働いてくれます。

踏ん張るためのエネルギー総量を上げることでウイルスに抵抗できる体になるので、コロナにも自律神経症状にも負けない自分を作りましょう。


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