更新日:2018.11.30
執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人
2018年11月23日、「患者さん向けの無料!自律神経勉強会」を行いました。
老若男女、26名の方にご参加していただきました。
そこそこ広めの治療院ですが、26名入ると、少し空気が薄くなりました。笑
では、勉強会でお話しした内容を一部ご紹介します。
初めに、上野院の山下が自律神経の基礎的なことをお伝えして、その後に私が応用的なことを話させていただきましたが、最初に参加者の方に書いていただいたことがあります。それが下記です。
この2点を書いていただきました。
この2点のバランスが、あなたの心身の健康のバランスになります。
やらなければならないことは、社会で生きていくために必要なことです。
やらなければならないことをやらなければ、社会的に認められませんから、やらなければ孤独感を感じてしまいます。
しかし、体が求めていること・したいことをしなければ、病気になってしまします。
それが自律神経失調症・うつ・パニック障害などです。
やるべきことに追われていると…
やらなければならないことを優先しすぎると、体の求めていることを無視してしまいがちです。
たとえば、仕事が忙しくて休んでいない状態や、育児や家事が忙しくて自分のことが後回しになっている状態などがこれに当たります。
もちろん、仕事・育児・家事は大切なことですが、自分の体が悲鳴を上げているにもかかわらず、仕事・育児・家事を優先し続けると病気になります。
最近はこれに介護も含まれてくるでしょう。
やらなければならないことをきっちりとやるのはとても立派です。
私もそういう人間でありたいと思います。
しかし、自分の体が求めていることを後回しにしていると、いつか病気になります。
私も20年前、これでうつになりました。
病院で原因が分かる病気や、検査で異常が出る病気ならば、休むきっかけにもなるでしょう。
しかし、自律神経失調症は病院での検査では異常が出ないのがほとんどです。
そのため、休むことに罪悪感を覚えてしまう方も多いです。
重要なのは検査ではなく、「自分の体が何を求めているのか」ということです。
この求めていることを満たしてあげないことが多いと、色々な症状が出てしまうのです。
体の症状ならばまだ分かりやすいですが、行動にも症状が出てきてしまいます。
例えば、ジャンクフードが止められない。
ゲームやネットサーフィンが止められない。
これらは自分の体の欲求を満たしてあげていないので、代わりのもので満たそうとしているために起こります。
やめられないことの裏には…
代わりのものですから、どんなにそれを行っても満たされることはありません。
そのため、その行動は延々と続けることになります。
お腹いっぱいなのに食べるのが止まらない。
半分寝ているのにネットが止められない。
という状態です。
あなたはこんなことありませんか?
これらは根本の欲求である、「体は何を求めているか」というのを満たしてあげると、自然と止まるようになります。
症状とは、体の欲求が満たされないことが続いていることを体があなたに教えているサインです。
どうか無視しないで大切に扱っていただきたいと思います。