呼吸の深さ

更新日:2014.07.03

執 筆:整体師 関孝之

良い呼吸をして、体に十分な酸素を取り入れていますか?

あなたは、ご自分の呼吸を意識したことがありますか?あなたは普段、呼吸をあたり前のようにしていると思いますが、多くの現代人は呼吸が浅く、十分に酸素が体に取り入れられていません。

呼吸を支配しているのは自律神経です。自律神経とは皆さんご存知のように、無意識に働く神経のことで、胃腸・腎臓・肝臓といった内臓や、心臓や血管などの働きを支配しているのです。呼吸は普段、無意識に働くものですが、意識的にも動かせる臓器で、自律神経(無意識)と運動神経(意識)の両方で働かせられるのです。

呼吸が浅いと...?

その呼吸が浅くなるとなぜいけないのでしょう?それは体内に酸素が送れずに体中に乳酸が溜まるし、さらに身体が無酸素状態になってしまうからなのです。脳や筋肉等に新鮮な酸素がいかないので、頭がボケッとしたり・頭痛・めまい・吐き気・筋肉のコリ等が起こったり、ひどくなると内臓・ホルモンの働きが鈍り身体の中までおかしくなってしまうのです。

更に、自律神経の乱れ等がおこり、とうとう身体はボロボロ状態です。そうすると毎日の生活がエンジョイできません。そうなる前になんとかしないといけないのです。このように、呼吸=酸素は大切なのです。

よい呼吸とは?

では、どうしたら質のよい呼吸をすることができるのでしょうか?呼吸は=すうこと、呼=はくこと、貯めることの3つの特徴があります。呼吸という文字のとおり始めは、はくことから始めるのが良い呼吸なのです。

例えば、ペットボトルに半分水が入っている状態とペットボトルに水が入ってない状態。どっちが一杯水が入るがわかりますよね?このように酸素はある程度、体中にあり、いざというときに使われるようになっているのです。だから、新鮮な空気を取り込むには吐いてから吸うのが効果的というと思います。

深呼吸などをする時は一度息をハァーと吐いてから吸ってあげてください。そうすれば空気の入るスペースができ新鮮な酸素が入り、心身が落ち着き筋肉・内臓・皮膚・骨・内臓・脳にもよい影響を与えるのです。

その他、呼吸の特徴はリズムに関係したり、運動量と関係したり、人間関係のコミュニケーションと関係したりしています。こんなときは呼吸を意識して行なってみてはいかがですか!?呼吸の全部を書ききれませんでしたがぜひ呼吸というものの重要性を知り、もう一度意識してみてください。


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