更新日:2018.05.25
執 筆:整体師&カウンセラー 鈴木直人
今日は、ある患者さんからのご質問をもとに、ブログを書かせていただきます。
整体やマッサージ、あるいは鍼やお灸など、治療法は色々ありますが、やればやるだけ効果があると思っている方が少なくありません。
「30分の治療より、2時間の治療の方が効果はあるのか。」
施術は長いほうが良い?
これは一概には答えられません。
人によっては効果があるし、人によってはマイナス効果(つまり悪化)になります。
効果がある人とマイナス効果の人の何が違うかと言いますと、治療を受ける方の代謝のキャパシティです。
どんな治療も、体にとっては外部からの刺激です。
そのため、その刺激に対して無意識に反応することになります。
例えば、体は暑いという刺激に反応し、血管を広げたり汗をかいたりします。
これと同じように、体は治療の刺激に反応します。
多くの場合、治療をすると代謝が高まります。
体力以上の刺激は逆効果
代謝は体にとって良いことですが、体力がない方の代謝を早くしすぎてしまうと、体は非常に疲れてしまうのです。
下手すると寝込むほどになります。
ですから、施術時間は長い方が良いというわけではないのです。
何でも「過ぎ」てはいけません。
食べ過ぎても、がんばり過ぎても、寝過ぎてもよろしくありません。
治療も長い時間やり過ぎてはいけないのですね。